Looopでんきは、市場連動型電力プランの先駆者として知られる新電力です。2011年の東日本大震災をきっかけに創業され、再生可能エネルギーの普及とエネルギーフリー社会の実現を理念として掲げています。
ここでは、Looopでんきの主力プラン「スマートタイムONE」の特徴やメリット、どのような人に適しているかについて、わかりやすく解説します。
Looopでんきの基本情報
Looopでんきは、株式会社Looopが提供する電力小売サービスです。Looopは2011年4月に設立され、再生可能エネルギーの開発・販売を中心事業としてきました。電力小売全面自由化に伴い、個人向けの電力販売事業に進出し、市場連動型プランの先駆けとなりました。
2025年1月時点での契約件数は約340,000件で、独立系の新電力としてはトップクラスの規模を誇っています。再生可能エネルギーへの注力姿勢と、市場連動型による透明性の高い料金体系で、多くのユーザーの支持を受けています。
主力プランの「スマートタイムONE」は、30分ごとに変動する電源料金を反映した市場連動型プランです。2025年4月にリニューアルされ、従来の「基本料金0円」から「容量拠出金相当額」と「託送基本料金」が加算されるようになりました。
Looopでんきのメリット
市場連動型による透明な料金体系
Looopでんきの最大の特徴は、電気の市場価格をダイレクトに料金に反映させることです。従来の燃料費調整制度では「過去3か月の燃料費平均」を用いますが、スマートタイムONEでは「現在の市場価格」を直接反映させるため、市場が下落している時間帯の電気はより安く、上昇している時間帯はより高くなります。
この透明性により、ユーザーは「なぜ電気代が上がったのか」を市場価格で確認できます。燃料費調整の計算根拠が不明瞭な新電力も多い中、Looopでは料金の内訳が明確です。
ピークシフトによる節約が可能
市場連動型プランの利点は、電気の使い方次第で料金を大幅に削減できることです。昼間の太陽光発電が多い時間帯は市場価格が下がるため、その時間に洗濯機やエアコンなどの電化製品を使用することで、電気代を安く抑えられます。
Looopは環境省の「デコ活」推進事業にも採択され、昼間の余剰電力を活用するピークシフト提案に力を入れています。ユーザーの工夫次第で、大きな節約が期待できるプランです。
再生可能エネルギーへの高い取り組み
Looopの電力は、再生可能エネルギー(太陽光、風力など)の割合が非常に高いことが特徴です。「eneco」というブランドで、実質100%再生可能エネルギーかつゼロCO2排出の電力を提供しており、環境への配慮を重視するユーザーに適しています。
2025年4月には東急不動産との資本業務提携も発表され、さらに再エネ事業の拡大が進む見通しです。
シンプルな料金構成
スマートタイムONEの料金は、「容量拠出金相当額」「託送基本料金」「固定従量料金」「電源料金(市場連動)」「再エネ賦課金」で構成されています。燃料費調整制度がないため、計算ロジックが整理しやすく、ユーザーが理解しやすいのが利点です。
料金プランの概要
スマートタイムONEは、日本全国(沖縄、離島を除く)で利用可能な市場連動型プランです。契約アンペア数によって容量拠出金相当額が決まり、その他に固定従量料金が上乗せされます。
電源料金は30分ごとに更新され、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動します。天候や需給バランスの影響を受けるため、時間帯・季節・天気によって単価は大きく変動します。再生可能エネルギーへの発電促進賦課金は法定額で設定されています。
2025年4月のリニューアルにより、基本料金相当の「容量拠出金相当額」が加算されることで、実質的に基本料金が復活しました。ただし、ピークシフトで市場連動の利点を活かせば、従来の固定料金プランより節約の余地が残ります。
こんな人におすすめ
Looopでんきは、以下のような人に適しています。
- 電気の市場価格に関心が高く、市場連動型の透明性を重視する人
- 昼間に在宅勤務をしており、太陽光発電が豊富な時間帯に電気を使える人
- 洗濯機やエアコン、給湯器などの電化製品の使用時間を柔軟に調整できる世帯
- 再生可能エネルギーの利用を通じて、環境への配慮を実践したい人
- 電力市場の仕組みに興味があり、市場価格の変動を楽しみながら節約したい人
一方で、固定料金で毎月の電気代を予測したい人、あるいは市場連動型による値動きの不確実性を避けたい人には、向きません。また、市場価格が高い時間帯に使用量が集中する生活スタイルの場合、固定料金プランの方が安くなる可能性もあります。
まとめ
Looopでんきは、市場連動型プランのパイオニアとして、透明性と再生可能エネルギーへの高い理念を兼ね備えたサービスです。ピークシフトで電気代を削減でき、環境への配慮も同時に実現できるのが最大の利点です。
ただし、市場連動型であるがゆえに、電気代の月ごと・時間ごとの変動を受け入れる必要があります。電気の使い方を工夫でき、市場価格の変動に対応できる人にとっては、非常に有力な選択肢と言えるでしょう。
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